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つづきです。

さて、確定申告書の作成自体は手慣れたものなので、操作性は大いに問題があるものの、申告書と決算書はすぐに完成。次にそれぞれ電子申告用のデータに変換し、さらにその二つを結合し、やっと電子申告として送れる状態になる。

そこでどういう手順を踏むかというと、なんと13もの手順が書いてあって、見る気にもならないので、とにかくやってみることにした。ネットで作成した申告書を直接送ろうとしたら見事に失敗。よく画面の注意を読むと、住基カードで電子証明書を取っている人しか直接は送れないらしい。で、作った申告書の内容をパソコンのハードディスクに保存し、e-Taxソフトを立ち上げてそこに組み込んでから、送信する。

作った申告書の内容をディスクに保存すると、申告書データとしてファイルが一つできます。青色決算書をディスクに保存すると、決算書データとしてファイルが一つできます。さらに、これらを電子申告用データに変換すると、それぞれ電子申告用ファイルができます。さらにこの電子申告用ファイル2つを一つにまとめると、ようやく一括送信できるファイルが一つできます。つまりファイルが合計5つもできてしまいます。

しかもここで、一括送信用のファイルを作る手順は、さっき失敗した「住基カードを使う人の手順」の中にしかありません。つまり、一旦送信を失敗しておいてから、e-Taxソフトでやり直す、という何とも間抜けな手順になります。

問題のe-Taxソフトですが、メニューがきわめて分かりにくいものです。左側にメニュー体系があって、右側にメニューで操作する対象のファイルなどが表示されるのですが、メニューを切り替えても右側の対象ファイルが切り替わりません。何か操作をすると初めて切り替わるのですが、メニューを切り替えた時には、あれ、どうしたの?という感じです。

あれこれモタモタしながら、保存した一括送信用ファイルを指定して送信すると、無事送信完了。でも何を送ったのか、ちゃんと送れたのか、よく分かりません。一応メッセージボックスに送信済のメッセージがやってくるのですが、

シリアル番号 : ??
発行先    : CN=uketsuke.e-tax.nta.go.jp
       : OU=Ministry of Finance
発行先別名  :
発行元    : OU=MOF Certification Authority
       : OU=Ministry of Finance
発行元別名  :
有効期間   : 200?/??/?? ~ 200?/??/??
証明書ポリシ :

って、意味不明でしょ。(?の所は数字が入っています)

なんじゃこりゃ!と思って、OKボタンを押すと、××税務署が何時に何を受け付けて、納税額(還付額)はいくらですよ、という人間に分かる表示に切り替わります。最初からこれを出せっちゅうねん。

おまけ。医療費の領収書などは今年(19年分)から税務署に送る必要が無くなりました。去年は「送付書(送信票)」という分かりにくいチェックリストがあり、これをつかい添付すべき領収書類などにチェックをつけて、翌日持っていきました。受付の年配の税務職員は目を丸くして、「ちょっ、ちょっと待ってください、聞いてきます」と言って、他の人に聞くとその人もまた他の人に聞きに行き、ようやく、「この送付書にチェックしてあるものがあれば受け付けてください」といわれ、受付印をポンポンと押し、受付完了。「わし、こんなん初めて見た!」と税務署の人が驚いていました。

領収書の添付が不要になったのはいいのですが、医療費明細を作っただけではダメで、医療費なんたら事項記録表とかなんとか言う、中身は全く同じものを別途作成手順を踏んで作らないといけません。役人が作るものは何でこう二度手間をさせるのでしょうか。アホらしくなります。

やっぱり、電子申告は今のままではとても普及しません。大いに改善の余地ありです。

注:最後の3段落以外は19年3月時点の情報です。20年3月の時は上記に比べ、ほんの少しましになっていました。でもまだまだ分かりにくいなぁ。
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久しぶりの今回は、3月の確定申告を、e-taxで行った顛末です。

大原則1:インターネット常時接続環境にある人以外は、事実上利用できない。
大原則2:e-Taxソフトは申告書を送信するためだけのソフト。
ですから、申告書自体は別途、国税庁のホームページの「確定申告書等作成コーナー」などを使って事前に作成しておく必要があります。

まずは電子証明書を入手する。
要するに市役所などに行って、ICチップの埋め込まれた「電子証明書付き住基カード」をもらうこと。1枚500円から1000円程です。

次に、この電子証明書をパソコンで読みとれるようにする。
そのためには、ICカードリーダライターという器具が要ります。パソコンショップなどで一台3~5千円程度で売っています。
これを買って、付属しているUSBケーブルでパソコンにつなぎ、ソフトをインストールします。ソフトはCDを入れて、後はほとんど「はい、はい・・」の連続で大丈夫でしょう。
一方で、税務署に電子申告をする旨の届を出します。インターネット上で届けを出せますので、http://www.e-tax.nta.go.jp/へいって、「開始届出」を選び、「オンラインで提出」をクリックしましょう。
この時に、自分がどの税務署に申告するのかを知っている必要があります。毎年申告している人はお分かりでしょうが、そうでない人は、上記オンライン提出の手順の中で住所地の所轄税務署を調べましょう。

届けを無事に送信できれば、そのうちに税務署からCD-ROMがやってきます。
パソコンに放り込むとメニューが立ち上がります。
1.電子証明書(ルート証明書)のインストール
「一人のユーザーが使用する場合」でいいでしょうから、それをクリックします。
セキュリティーの警告がでますが、無視して「はい」でインストールしましょう。
2.e-Taxソフトのインストール
またまたセキュリティーの警告がでますが、無視して「はい」。とりあえず所得税だけをインストール。

デスクトップにできた「e-Taxソフト」アイコンをクリックして、バージョンアップやらなにやらとにかく「はい」。
CD-ROMと一緒に送られてきた利用者識別番号やら氏名やらを入力して、無事e-Taxソフトが立ち上がったら、暗証番号を変更。使う文字に注意事項があるのでちゃんと守りましょう。それ以外にも名前や利用者番号やら、やたらと入力しないといけません。どのように番号を決めればいいのかよくわからない人も、適当に入力して構いません。気持ちが悪ければ自分の本当の名前や覚えやすい番号を入力しましょう。いずれにしても入力した内容は紙に書いておいておかないと後で困ってしまうことになりかねません。

だいたい、「電子署名を行い・・」というのが理解できませんね。
要は、住基カードなどをパソコンに読みこませて、暗証番号を入力することですが、そう表現した方が分かりやすくないかなあ。

それにしてもe-Taxソフトは、何日かすると必ずバージョンアップされていて、勝手にインターネットに接続してダウンロードをする手順になるけど、その前に電子申告した人はそれでよかったのだろうか。

さて、電子証明書を使うには、「ICカードマネージャにより、証明書がご使用のパソコンに登録されていること。」が条件。で、「ICカードマネージャ」って何?

とりあえず、以下の環境を整えろということなので、整えます。

Java 2 Runtime Environment のインストール、これがそもそも何を言っているのかさっぱり分からない上、なんと英語ばっかり。その上日税連のマニュアルが古いため、同じダウンロード画面にならず、まあ何とかかんとかインストールしました。続いてセキュリティーの変更。これまた細かくやっかいな作業で、やっていられない。まあ、やりましたが。

一応セキュリティを変更したので、再起動。

さてさて、「ICカードマネージャ」というのは、ICカードについてくるCDに入っているソフトで、要は手にしている「ICカード」の中身をパソコンに書き込んでおいて使えるようにするものらしい。実際に「電子署名」という手順になるときには、パソコンに繋いでいるICカードリードライタに「ICカード」をポンと置かないと署名できない仕組みではある。

で、これもインストール、というかセットアップというか。

ようやく、電子申告の準備が整いました。ああ疲れた。普通の人には無理だと感じますね。とにかくソフトの手順やらなにやら複雑すぎる上に、何がどうなっているのか、どうすればどういう事になるのか、説明が著しく不親切。

e-Taxのソフトでは、ICカードリードライタのことはメーカーに聞けというし、ICカードリードライタのソフトでは、電子証明のことは発行元のICカードマネージャに聞けというし、ICカードマネージャでは、電子申告のことは何もいわない。疲れる。

あまりに長文のため、2回にわけてアップします。
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