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PDFファイルなのにウイルス!

ウインドウズのファイル名には拡張子がついています。通常はファイル名の末尾についている、.txt や、 .pdf 、.xlsx などのドット以下の3~4文字がそれです。ウインドウズの設定によってはこれらの拡張子を見られなくしている場合もありますが。

ウイルスといえば実行形式のファイルでしょうから、マクロを組み込めるエクセル(.xls .xlsxなど)やプログラムファイル(.exe)が典型で、テキスト文字列だけの.txt や、PDFファイルである .pdf はウイルスではない、と思ってしまいます。

ところが昨年、ファイル名を逆表示させる機能を悪用したウイルスが猛威をふるいました。具体的には、[RLO]という表示逆転の制御文字を使います。

本当のファイル名:uirusudesu[RLO]fdp.exe
表示されるファイル名:uirusudesuexe.pdf

ある程度知識がある人はかえってPDFファイルだと安心してしまい、うかつにクリックすると感染することになります。

もうこうなると基本に帰って、知らない人や疑わしい送信元からのファイルは開けない、ウイルスソフトをきちんと動作させる、ぐらいしか防御の手だてはありませんね。

マイクロソフトの企業責任として、XPアップデートのサポート打ち切りなど言語道断だと思います。